ヤ山田トリプル3&100打点&盗塁王!

 「巨人10-2ヤクルト」(4日、東京ドーム)

 ヤクルト・山田哲人内野手(23)が4日、同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁をマークするトリプルスリーを達成した。西武・松井稼頭央(現楽天)が2002年に記録して以来、プロ野球9人目。史上初となる本塁打王と盗塁王の同時獲得も確実にしている。

 また1つ大きな数字に到達した。5点を追う六回1死一塁。山田が巨人2番手・宮国の高め直球を捉えた一打が、左中間最深部のスタンドへと消えた。今季38号の2ラン。これで、自身初となる100打点を達成した。

 開幕前に目標とした3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」に、強打者の勲章である100打点を添えた山田。これは1950年の岩本義行(松竹)、別当薫(毎日)以来、65年ぶりの快挙。ベンチ前では「1年間、集中して素晴らしい成績だった」と評する真中監督も驚きの表情で、若き主砲を出迎えた。

 それは山田本人も同じだ。「トリプルスリーは個人的な目標としてあったが、100打点は想像もしていなかった数字。自分でも驚いています」と話す。

 ただ7月以降は主に3番を任され、打点は意識の中に置く数字となっていた。「最後の方は意識していた。大事な3番を任されているので、自分が打たないと点に絡みづらい」。勝利のために-。その積み重ねが大台へと数字を引き上げた。

 チームメートの川端は「だいぶ前から100打点にいきたいと言っていましたから」と明かす。その目標を最終戦に決めるあたり、並の打者ではない。この先に待ち受ける日本一への戦い。鍵を握るのは、やはり急成長を続ける背番号「23」だ。

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