駒大・今永、復帰登板で147キロ

 「東都大学野球、駒大2-1日大」(11日・神宮球場)

 駒大が延長戦を制し、今季初戦を白星で飾った。今秋ドラフト1位候補の左腕・今永昇太投手(4年・北筑)が、延長十二回から救援登板。左肩痛からの復帰を果たし、1回無失点で試合を締めた。亜大は中大に先勝。桝沢怜外野手(4年・八王子学園八王子)が2打点と活躍した。

 エースがいるべき場所に帰ってきた。優勝した昨秋明治神宮大会以来、約10カ月ぶりとなる神宮のマウンド。安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたものの、最後は走者が飛び出して挟殺プレーで試合終了。今永は「今日は力みもあった。思い通りにならず、周りに救われた」と反省した。

 制球に苦しみながら、直球は最速147キロ。3月に痛めた左肩が問題ないことを証明した。「投げられるだけよくなった。ピッチングはそのうち戻るよ」と阪神の中尾スカウト。中日・落合GMら、視察した10球団のスカウト陣を安心させた。

 大学ラストシーズンへの決意を込め、開幕前に頭を丸めた。「ゼロから新しい自分をつくらないと」。完全復活はもちろん、さらなる進化を遂げ、有終の美を飾ってみせる。

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