中日再び最下位 5年連続G戦負け越し
「巨人9-5中日」(30日、東京ド)
屈辱にまみれ、奇跡の扉もかすんでいった。中日は、勢いよく乗り込んだ東京ドームでまさかの3連敗。しかもこの日は5年ぶりとなる5点リードからの大逆転負けだ。2リーグ分立後では初という5年連続の巨人戦負け越しが決まった。
「そうですか。数字が出るんでね。それが現実です」。宿敵との屈辱的な結果を聞かされた谷繁監督兼選手は悔しさをかみ殺し、多くを語ろうとはしなかった。
「とにかくウチは一つでも勝っていくしかない。いつも言っているように、反省するところは反省して、また集中してやるしかない」。可能性がある限り、上位を目指すのが谷繁流だ。あえて炎上した若松を四回以降も投げさせたことに賛否両論あるだろうが、来週以降につながるはず。再び最下位に転落したが、そう信じて見守るしかない。