原巨人、連敗地獄脱出!坂本から6点

 「巨人7-0中日」(28日、東京ド)

 重苦しいムードを振り払った。巨人・坂本が3安打2打点と打線を引っ張り、球団として中日戦の通算1000勝。連敗を5で止め、4位・広島を対象に消滅していた自力優勝の可能性も復活した。勝負強さを発揮した主将は「ネガティブに考えず、打席に立った。それがいい結果につながった」と、胸を張った。

 仲間に勇気を与える一打だった。四回、無死一、二塁。坂本がチーム41イニングぶりとなる左前適時打。「監督からも強気な姿勢が大事だと言われていた」。積極的なスイングで勢いをもたらすと、この回はアンダーソンの2点適時打に続き、村田も9号3ラン。リードを大きく広げた。

 貧打解消へ、もがく毎日。この日の試合前は練習開始を普段より約1時間も早め、野手陣が総出で打ち込みを行った。「結果が出ていないので練習するのは当たり前です」と坂本。常勝が義務づけられたナインは体にムチを打ち、黙々とバットを振り込んだ。

 首位・阪神とは3ゲーム差。当然、手放しで喜ぶことはできない。だが、原監督が「ここというところで点を取るのは我が軍の課題。残り試合で越えていきたい」と言えば、坂本も「絶対に優勝するんだと思ってやっている」とネバーギブアップを強調。虎の独走は許さない。

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