「阪神９-０ヤクルト」（２８日、甲子園）

　強力打線が阪神・藤浪に圧倒された。ヤクルトはわずか３安打で今季７度目の零敗。投手陣も９失点と炎上し、連勝は３で止まった。８試合続く巨人、阪神との優勝戦線サバイバル４戦目で初黒星を喫した。

　藤浪対策で大引に代えて６番に起用した左打者の今浪が２安打したが、それ以外は四回の川端の中前打だけ。三塁さえ踏めなかった。真中監督は「序盤で点を与えるとああなってしまう。きょうは立ち上がりから乱れず、付け入る隙がなかった」とお手上げだった。

　４打数無安打２三振と封じられた山田も「真っすぐが一番良かった。前に飛ばなかった」と脱帽した。これで首位・阪神には再び３ゲーム差。藤浪は逆転Ｖへの道に再び立ちはだかる可能性もある。指揮官は「切り替えてやるしかない」と前を向いた。