専大松戸・原 審判の注意が乱調誘因に

 「全国高校野球・1回戦、花巻東4-2専大松戸」(7日、甲子園)

 プロ注目の最速148キロ右腕、専大松戸(千葉)の原嵩(しゅう)投手(3年)が五回途中まで5四死球を出し4失点で降板した。初回は三者凡退。乱調の誘因に見えたのは審判からの注意だ。

 初回1死をとった直後、上げた左足が一度止まるようにも見える“二段モーション”を指摘された。二回は3四死球を出し、2点適時打を許した。フォームは「計5、6度注意された」という。千葉大会では一度も指摘されたことがなかったため、戸惑いは隠せなかった。軸足へのためがなくなり投球に影響が出たことは否めない。

 原は「言い訳になる。これが今の自分の力」と話した。持丸修一監督(67)も「夏前から、注意された場合に修正する準備はしていた」とし、「それで制球を乱すのは自己責任」と言い切った。ルール厳守は大前提。注目が集まる甲子園で、より厳密になるのは関係者も折り込み済みだ。

 一方で、高校野球は教育の一環。選手が最善を尽くせる環境は整っていなければならない。地方大会と甲子園で見解のずれがあるならば、統一する努力は必要だろう。

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