ソフトバンク60勝 5日にもM点灯

 「ソフトバンク7-2日本ハム」(4日、ヤフオク)

 ソフトバンクを劣勢から救い出したのはまたも今宮と鶴岡だ。1点を追う五回1死三塁で、8番今宮が日本ハム・大谷の152キロの速球をたたき、右翼フェンスを直撃。打球が転がる間に三塁まで達すると、9番鶴岡がスライダーを右中間へ高々と運んで犠飛。2人で試合をひっくり返した。

 連勝が始まった7月28日の楽天戦(秋田)。得点機で柳田や内川が則本を攻めきれずに迎えた四回2死一塁で、今宮と鶴岡は連続長短打を放って2点をチームにもたらした。この打撃を再現するような下位の2人のコンビネーションだった。

 「真っすぐ一本を狙って、前に飛ばすことを考えて打った」と、大谷の1ボール後の2球目を餌食にした今宮。初球をたたいた鶴岡は「三振しないように、初球から積極的に狙っていった」と思い通りの打撃を喜んだ。

 この日の今宮は1打点で終わらない。同点にされた直後の七回、無死満塁で左前に運ぶ勝ち越しの2点適時打。打線を勢いづかせ、大谷KOにつなげた。「今まで全然打っていない。ファンの声援に応えたかった」。

 両リーグ通じて60勝一番乗りだ。貯金は31。日本ハムとのゲーム差は9・5に開いた。きょう5日に勝つか引き分けで、優勝へのマジックナンバーが点灯する。

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