広島新庄100周年大会で県100勝だ

 「全国高校野球・組み合わせ抽選会」(3日、フェスティバルホール)

 組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、初出場の広島新庄(広島)は大会第2日第2試合で霞ケ浦(茨城)と対戦すると決まった。勝てば県勢として甲子園春夏通算100勝となる一戦。2年生エース左腕の堀瑞輝投手が勝利へ導く。

 初戦は初出場校同士の対戦に決まった。2年生エースの堀は「相手が決まり気持ちが入った。初戦を突破できるように頑張る」と意気込んだ。霞ケ浦は茨城大会6試合で計35点の強力打線を誇る。

 調整に不安はない。7月26日の広島大会決勝後に疲れから一時、体調を崩したが大事には至らなかった。迫田守昭監督(69)が「一番、しっかりしてもらわないと困る」と期待する左腕。28日からブルペン投球を再開。ランニングなど練習メニューも順調に消化し「問題ない。しっかり練習できている」と万全を強調した。

 試合日程が白星ゲットに向けて追い風になりそうだ。第2日になり「4日目とかになると試合まで時間が空き過ぎる。最もいいときに試合ができる」と迫田監督。さらに第2試合は起床時間が午前6時前後と普段の生活と大差がない。堀は「第1試合だと朝3時半起き。いつもと同じ時間に起きられるのは大きい」と歓迎した。

 初出場初勝利を狙う戦いは、県勢にとって甲子園春夏通算100勝に王手が掛かった一戦でもある。2日の球場見学では聖地のマウンドに好感触を得た。堀は「広島の代表として投げる。勝ちたい」と力を込めた。高校野球100年のメモリアルイヤー。その左腕でチームと県勢の歴史に新たな1ページを刻む。

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