「全国高校野球・組み合わせ抽選会」（３日、フェスティバルホール）

　高校野球１００年を彩る好投手対決が実現する。第２日第１試合で最速１４８キロ右腕、原嵩（しゅう）投手（３年）を擁する専大松戸と、１４６キロ左腕で“雄星二世”の呼び声高い高橋樹也投手（３年）がエースの花巻東が対戦。プロ注目の２人が初戦で激突する。

　原は「仲間を信じていつも通りの投球をすればいい。相手が好投手でも力負けはしないと思う」と打線への信頼感を口にした。１８５センチから投げ降ろす直球は春以降、球速だけでなく球質もよくなり空振りが取れるようになった。「先のことは考えず、目の前の試合を一戦ずつ」と持てる力を出し切る。

　一方、高橋は「相手もいい投手と聞いて、負けないようにしたい。しっかりコースを投げ分けて抑えるようにしたい」と表情を引き締めた。チームは日本一を目標に掲げるが、「日本一、日本一というと負けてしまうので、一戦一戦全力で戦っていきたい」と、まずは大一番に集中する。