今治西、小刻み継投で“怪物”封じる
「全国高校野球・組み合わせ抽選会」(3日、フェスティバルホール)
今治西が小刻みな継投で“清宮封じ”を狙う。
早実との対戦が決まり、大野康哉監督(43)は「当たるような気がした」と苦笑い。清宮については「ニュースで見ました。注目される中で結果を残した素晴らしい打者」と警戒した。
今年の今治西は絶対的エースを確立できず、代わりに藤原睦来投手(3年)、秋川優史投手(3年)、杉内洸貴投手(3年)、金本遼投手(1年)の4人による継投策で愛媛大会を制した。決勝・小松戦では打者2人で投手交代する場面もあり、「失点する前に、どんどんつぎ込む」のが基本戦略。それぞれ持ち味が異なる4投手で目先を変えながら、清宮やプロ注目の4番・加藤らの強力打線に対抗する構えだ。
前回出場の3年前は初戦で桐光学園・松井裕樹(現楽天)に大会記録の22三振を喫した。今回も“怪物”との対決となったが、クジを引いた主将の中内理貴内野手(3年)は「相手がどこでも、自分たちの野球をしっかりやりたい」。臆することなく8年ぶりの夏の白星を目指す。