敦賀気比・松本 夏もミラクル弾狙う

 出場校の甲子園見学会が1日、スタートした。史上8校目の春夏連覇を目指す敦賀気比は、今春のセンバツで2本の満塁弾を含む3アーチと大活躍した松本哲幣外野手(3年)が背番号「7」に変わって再見参。ミラクル男は夏も一発を目標に掲げた。第1回大会優勝校・京都二中の後継校とされる鳥羽は、“正座”からスタートし注目を集めた。

 あのミラクル男が帰ってきた。センバツ準決勝の大阪桐蔭戦で史上初の2打席満塁弾、そして東海大四との決勝でV弾を放った松本。聖地を見渡し「あの感触は今でも残っています」-。もちろん夏も狙うのは一発だ。

 「個人的な目標としてはホームランです」と力を込めた。センバツを席巻した背番号17は晴れて、レギュラー番号となる7番をつけて戻ってきた。「夏はこの背番号を取るのが目標だった」。見学会では右翼の守備位置を確認しながら、懐かしい聖地の空気を思い切り吸い込んだ。

 頭はすでにプラス思考へと切り替わっている。春に劇弾を連発したことから「もう僕の人生、いいことないんちゃうか」と率直な思いを吐露し、報道陣を笑わせた。だが「こうしてまた戻ってこられたことを考えると、あの3発は通過点だったのかなと。また活躍してやろうと思ってます」と笑みを浮かべる。

 センバツ後、公式戦で満塁の場面で打席が回ると、自然とファンが沸いた。東哲平監督(35)は「あいつはそのプレッシャーに負けてましたね」と言う。「今は打撃の調子が良くないけど、しっかり調整したい」。帽子に関係者からもらった四つ葉のクローバーを忍ばせる松本が、再び聖地にミラクルを起こす。

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