ロッテ田村初の満弾 獅子の背中見えた

 「ロッテ8-1西武」(29日、QVC)

 こん身の一撃が左中間中段に飛び込んだ。八回1死満塁、ロッテ・田村がプロ初のグランドスラム。お立ち台で「満塁弾は初?もっとあるかと思いました」と素っとぼけた背番号45が、今季初の5連勝に導き、3位・西武とのゲーム差を1とした。

 「2点差ではまだ何が起きるか分からない」。自らのひと振りでダメを押した。目の前の代打・福浦が敬遠され、「頭をまっさらにして」146キロの直球をフルスイングした。捕手として投手陣を引っ張る愛弟子に、伊東監督は「自分自身を楽にさせる一発だったね」と目を細めた。

 夏真っ盛り。3年前に主将として光星学院を甲子園3季連続準Vに導いた血が騒ぐ。「チームは今が大事な時期。高校野球みたいな気持ちで、ひとつひとつ勝っていきたい」。獅子の背中が見えた今、そう言って口元を引き締めた。

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