中日・谷繁 ノムさん超え日本一喜べず
「中日4-6阪神」(28日、ナゴド)
プロ野球新記録となる3018試合目も、選手として中日・谷繁は必死だった。25日に並んでいた野村克也を抜き、五回終了後に盟友・和田から花束を渡された。ただ、白い歯がこぼれたのはこの瞬間だけ。5連敗では喜べない。
先発・山井が三回に6失点の大炎上。だが、あきらめなかった。五回先頭の第2打席では中前打から反撃の本塁を踏むと、2点差に迫った六回2死は中前打で今季3度目のマルチ安打をマーク。八回には捕手として二盗を狙う大和を刺した。今季13度目のスタメンで連敗を止められなかったが、健在ぶりと必死さは伝わった。
試合後の会見で今後の目標を聞かれると「あした勝つこと」と答えた。これで借金は谷繁政権ワーストとなる12。このままでは終われない。