創志学園・高田まるで松坂!4回0封

 「高校野球・岡山大会2回戦、創志学園12-0笠岡商」(16日、倉敷市営)

 岡山大会では創志学園の2年生で、プロ注目のMAX150キロ右腕・高田萌生投手が笠岡商戦で先発し、4回1安打無失点、5奪三振の好投を見せた。高校時代の松坂大輔(現ソフトバンク)にそっくりな投球フォームから直球は最速147キロをマーク。チームは12得点でコールド発進した。

 高田が、夏初戦で“怪物”ぶりをアピールした。視察に訪れたプロ4球団(西武、楽天、日本ハム、ヤクルト)のスカウトの前で4回1安打無失点。自慢の直球を軸に5三振を奪い、初回にこの日最速の147キロをマークした。

 「勝つ流れをつくろうと思った。しっかり腕を振れました」

 まだ1年生だった今年1月に150キロをたたき出した逸材。そのダイナミックな投球フォームは横浜時代の松坂大輔(現ソフトバンク)にそっくりだ。

 小学生のころ、メジャーで活躍する松坂に憧れ「映像を見て投げ方をまねしました」と明かす。今でも不調時には参考にするそうで「それで球が速くなったと思う」。楽天・山下スカウトも「よく似ているね」と話し、「(来年ドラフトの)候補に入ってくるでしょう」と期待を寄せた。

 岡山県新見市で生まれ育ったが、中学は明徳義塾中(高知)を選んだ。卒業前に明徳義塾・馬淵史郎監督から「(高校に)来るんやろ?」と声をかけられていたが、「地元で甲子園に出たかったから」と帰郷を決断。この夏は背番号「11」ながら、実質的なエースとして先発を任される。

 同校は創部1年目の2011年に史上最速でセンバツ出場を果たしたが、その後は聖地には届いていない。「自分のピッチングで甲子園に導きたい」と高田。うなりを上げる剛速球で初の夏切符をつかんでみせる。

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