県岐阜商 高橋純平温存で初戦突破

 「高校野球・岐阜大会2回戦、県岐阜商6-1本巣松陽」

 今春センバツ出場の県岐阜商が、阪神などが今秋ドラフト1位候補に挙げる高橋純平投手(3年)を温存し、初戦を突破した。全国的に注目を集める最速152キロ右腕は、12日の3回戦・関商工戦で今夏初登板する予定だ。

 最後になるかもしれない夏初戦のマウンド。そこに高橋の姿はなかった。岐阜大会を勝ち抜くために採られた“温存策”。仲間達の奮闘で初戦を突破した右腕の表情から、安どの笑みがこぼれた。

 あえてエースを登板させなかったことに小川監督は「予定通りです。もっとカラッとした暑い時に投げさせたい」と説明した。6月中旬に右手中指のマメをつぶした影響で約3週間、実戦から遠ざかっているが「状態は問題ない」と同監督。高橋本人も「体は大丈夫。初戦は自分じゃないというのが決まっていたので」とはやる気持ちを抑えながら、主将の役目に徹した。

 イニング間の円陣でゲキを飛ばし、ブルペンでは他の投手にアドバイスを送っていた高橋。「先発と言われればいつでも行けます。最後の夏なので気持ち的には普段と違う部分がある。目標は全国制覇」と力を込めた。今夏一番の注目株だけに、ネット裏には10球団20人のスカウトが集結。登板予定となっている12日の3回戦・関商工戦で、“虎の恋人”がベールを脱ぐ。

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