原G勝負は10月!「今は栄養送ってる」

 巨人・原辰徳監督(56)が3日、休日返上で野手練習が行われたジャイアンツ球場で、“10月勝負”の覚悟を口にした。

 チーム打率・235と重症の打線。何とかトンネルを抜けようと、野手陣はバットを振り込んだ。練習後、この日の収穫について問われた指揮官は「収穫は10月でいい。実りの秋だな」と意味深な笑み。ここ3年、リーグ優勝は9月に決めており「収穫は9月では?」と返されても、「いや、10月だな」と強調した。

 「今は一生懸命耕しながら、栄養を送っているんだよ」。7月の時点で、6球団すべてが上位を狙える大混戦。今後、雨天中止で試合が10月にずれ込むことも考えながら、大詰めまでもつれる展開を覚悟しているのかもしれない。

 この日の練習では変化も見られた。これまで原監督は不振の阿部や坂本、長野をよみがえらせようと、何度も直接指導してきた。だが一転、打撃ケージの後方でベンチに腰をかけ、選手に声を掛けることもなく、静かに練習を見守った。

 自分で考えろ-。と言わんばかりのメッセージに「選手が何とかやるしかない。いい練習になった」と、主将の坂本。実りの秋へ向けて、チーム一丸で巻き返しを図る。

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