巨人打てずに連敗…借金2で3位転落
「巨人2-3広島」(2日、東京ド)
浮上のきっかけがつかめない。巨人は打線が3安打と沈黙し、7カード連続で勝ち越せず。借金2で3位に転落した。原監督は「やはり、ヒットが出ないというところですね。3安打で2点。ナイス2点だね…」と、自虐的に笑うしかなかった。
チーム打率・235。リーグ最弱の打線は、初回に2点を先制されながら三回までに追いついた。だが、四回以降はわずか1安打。九回は先頭の坂本が中前打で出塁すると、すかさず代走・鈴木を投入。相手バッテリーに重圧をかけたが、後続があっさり凡退した。
ベンチも打つ手が見当たらない。不振の村田を2戦連続でスタメンから外し、中井を7番三塁で起用。だが、2打数無安打と起爆剤にはならなかった。五回の守備では梵の三塁セーフティーバントの処理を焦り、一塁へ悪送球。決勝点につながるミスを犯した。
6月は7勝13敗と大きく負け越し、7月も連敗スタート。川相ヘッドコーチは「そんなに多くの時間はない。点を取れない現状を打破するために、練習するしかない」と、休養予定だった3日を急きょ練習日に変更した。「何とか全員の力で機能するように、あさってから戦う」と原監督。元気のない選手たちを鼓舞するように、言葉に力を込めた。