ハム大谷、マメで緊急降板…2桁星逃す

 「日本ハム8-4オリックス」(2日、札幌ド)

 無念の途中降板に、日本ハム・大谷は唇をかみ締めた。「最後まで投げきれず悔しい結果になった」。七回1死。ブランコを直球で空振り三振を奪った直後に異変を訴えた。右手中指にマメができベンチへ下がると、マウンドに戻ってくることはなかった。八回、宮西が安達に2ランを浴びて追いつかれ、10勝目はお預けとなった。

 初回は制球が定まらず、T-岡田に中越え適時二塁打を浴び先制を許した。しかし二回以降は立ち直った。先頭のブランコを150キロ直球で見逃し三振を奪い、今季101奪三振。楽天・則本を抜きリーグトップに立った。二回から五回まで3人ずつで片付けた。

 球速は回を追うごとに上がった。六回2死二塁。糸井への初球、今季札幌ドーム初となる160キロを計測。球場からどよめきが起こった。その糸井を一ゴロに仕留めてピンチを脱したが、七回に異変が起こった。1死からT-岡田に今季初被弾となる右越えソロを浴びると、次打者ブランコを三振に仕留めた後にアクシデントが起こった。

 試合後は指の状態を問われ「大丈夫です」と即答。次回先発が有力視される10日からの西武3連戦には影響はなさそうだ。

 チームは八回、2死一、三塁から杉谷の投手への適時内野安打で勝ち越し。打線の奮起で再び貯金を10とした。「いまいち、流れもつかめなかったし、勝ちに値する投球ではなかった」と大谷。勝ち星はつかなかったが、20歳最後の登板はしっかり試合をつくった。次回こそ勝ち星を手にする。

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