球児、高知で初練習!ファン100倍に

 独立リーグ・四国アイランドリーグplus(ILp)の高知ファイティングドッグスに入団した藤川球児投手(34)が13日、高知県越知町の越知町民総合運動場で行われたチーム練習に入団会見後初めて参加し、いきなりシート打撃に登板した。打者9人に計33球を投げて1安打1四球、2奪三振とまずまずの内容。集まった約500人のファンに雄姿を披露した。

 故郷・高知で、藤川が再起への第一歩を踏み出した。8日の入団会見後、初のチーム練習参加。いきなりのシート打撃登板だ。打者9人に対して1安打1四球、2奪三振。33球を投げ終えると、納得の笑みが浮かんだ。

 「打者に投げるのは久しぶりでしたけど、不安定さはなかった。最初としては十分」

 直球を22球、スライダーやフォークなど変化球を11球。感触を確かめるように各球種を試した。4人目の打者は直球で、8人目の打者はフォークで空振り三振。最後の打者に高め直球を右前に運ばれたが、それ以外は独立リーガーをまったく寄せ付けなかった。

 山あいの静かな町、高知・越知町にある練習グラウンドに約500人のファンが詰めかけた。ある球団職員によると、普段は「5人前後。ゼロのときもあります」。藤川の“里帰り”を見るために、いつもの100倍の人が集まった。

 シート打撃後もグラウンドに残り、アメリカンノックを受けるなど約3時間半、みっちり汗を流した。デビュー戦は20日、四国ILp香川・徳島連合チームとのオープン戦で先発予定だ。「独立リーグの選手はみんな上の舞台を目指している。自分もそのつもり。全力でやりたい」。1週間後のマウンドに向け入念に調整を続ける。

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