オリ塚原、痛恨被弾…救援陣背信
「交流戦、DeNA4-2オリックス」(27日、横浜)
勝利が見え始めた七回に落とし穴が待っていた。1点リードを守るべく登板したオリックスの3番手・塚原が、先頭のバルディリスにいきなり同点ソロを被弾。なおも1死一、二塁とされ、石川に勝ち越しの左前打を浴びた。
右肘の手術から復活し、4月5日・日本ハム戦で3年ぶりの1軍登板。その後も与えられた機会で結果を残し、セットアッパーの座を勝ち取った。ただ、この日は背信投球。「自分の実力不足。いいところで投げさせてもらっているので、結果を出さないといけない」と唇をかんだ。
チームは今季31敗のうち17敗が逆転負け。そのうち11度は七回以降に喫したものだ。盤石のリリーフ陣がリードを守り抜いた昨年とは真逆の展開が続き、それが低迷の原因になっている。
打線は初回に糸井とT-岡田の適時打で幸先よく2点を先制したが、追加点を奪えなかったことも響いた。森脇監督は「受け身にならないことが大事。チーム全体で攻めてく」と、必死に自らを奮い立たせた。