「日本ハム０-１２ソフトバンク」（２４日、札幌ド）

　ソフトバンクが鬱憤（うっぷん）を晴らした。いずれも今季最多タイの１５安打、１２得点。有原にプロの厳しさを教えた。首位攻防戦で連敗した前日、「３倍返し」と口にした工藤監督は「そのぐらいの気持ちでいかないといけないということ」と、会心の笑みを浮かべた。

　急性腰痛のため２試合連続で欠場した李大浩に代わって５番に座った松田が火をつけた。初回２死一、二塁で、直球をバックスクリーン右へ運ぶ先制の１１号３ラン。２３日は同じ初回２死一、二塁で空振り三振していただけに「昨日は三振していたので、いい１本になった」とうなずいた。

　２番が定位置だった中村晃を６番に入れ、２番に川島を起用する采配もはまった。指揮官は「けが人がいる中で、代わりの選手が結果を出してくれている」と手応えを口にした。