ヤクルト連勝ならず…前夜の勢い消えた

 「広島2-1ヤクルト」(22日、マツダ)

 劇的な延長サヨナラ勝ちから一夜明け。その勢いで連勝に持ち込みたいヤクルトだったが、3度目の対戦となる黒田を攻めきれない。真中監督は試合前、「前回のいいイメージを持って全員で当たりたい」と、黒田から白星を挙げた前回の再現を狙っていた。

 宮出打撃コーチは「低めは変化も大きいので、ゾーンを上げて対応しないと」と対策を立て、六回まで毎回安打で走者は出したものの、一、三、四回と3度併殺に打ち取られてホームを踏めない。「全体的に低めにボールが集まっていて、要所でうまく打たされている」とうめいた。

 自身2連敗中の小川は、プロ入り後8勝1敗と相性のいい広島戦で、3試合ぶりにチームを勝利に導きたいところ。前日(21日)「新外国人もいるので、攻めるところと抜くところをしっかり見極めていきたい」と話していた通り、初顔合わせのシアーホルツのバットは封じたが、四回先頭の新井に左翼席最前列に飛び込む先制ソロを許し、1点ビハインドの七回の打席で交代した。

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