昇竜デー不発…中日2位タイ浮上ならず
「中日2-4巨人」(22日、ナゴド)
今季最多の3万7753人に、その名の通りの姿を披露することはできなかった。レプリカユニホームが来場者全員に配られる今季2度目の昇竜デー。5連勝も、2位タイ浮上も、昇る竜のような姿で届けられない。中日は追いつきながら、またリリーフ陣が打たれた。
「最後は粘りきれなかったですね」
この日はスタメン出場していた谷繁監督兼選手が悔しさをにじませた。悲鳴で包まれたのは同点で迎えた九回だ。八回から登板していた左腕の高橋聡が先頭の阿部に右翼線への単打を許し、犠打と寺内に左前打でつながれた1死一、三塁。右の代打・矢野に右の田島を送り込む。巨人は代打の代打・高橋由。その結果は…。148キロ速球が一、二塁間を突破。その後も1点を失い、連勝は4で止まった。