オリックス痛恨…また“天敵”李大浩に

 「オリックス2-3ソフトバンク」(3日、京セラ)

 3試合連続で天敵の餌食となった。勝利目前の九回、オリックス救援陣が、またも李大浩に痛打を食らい、つかみかけた勝利を逃した。

 2点リードで登板した岸田が、1死三塁で迎えた李大浩に左越え二塁打を浴び1点差。相手に傾いた流れは止められず、2死二、三塁で吉村に右翼線へ逆転三塁打を喫した。

 2日連続で守護神・平野佳が九回にソロ被弾していた。この日は岸田が勝利目前で暗転。先発・西の昨年8月1日以来となる勝ち星を消してしまった。

 「中に入ってしまった。あの1球は申し訳ない」と岸田は李大浩への投球を振り返り、「低く集めないといけないところだった」と悔やんだ。

 九回、平野佳ではなく、岸田を投入したことについて森脇監督は「チーム事情」と話した。前日まで3連投し、疲労を考慮したものとみられるが、裏目に出た。打線も11残塁と決め手を欠き、「際どい内容でうまくいく試合、いかない試合がある。そこから学べばチームに力がついてくる」と努めて前を向いた。

 救援陣の一角である佐藤達が復帰登板し、七回を三者凡退に抑えた。今季急成長の塚原も八回を無失点。救援陣の顔ぶれは徐々にそろいつつあるが、なかなかうまく機能しない現状だ。

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