GフランシスコV打デビュー!藤浪撃ち

 「巨人1-0阪神」(2日、東京ド)

 値千金の一打で、G党のハートをつかんだ。巨人の新外国人フランシスコが、デビュー戦で決勝の適時打。いきなり大歓声を浴び、「勝利に貢献することだけを考えていた。素直にうれしいよ」と笑みを浮かべた。

 勝負強さが光った。第1、第2打席はいずれも空振り三振に倒れ、「藤浪は素晴らしい投手だと思った」。だが、0-0の七回、無死二塁で迎えた第3打席。それまで手を焼いていたカットボールに、鋭く反応した。痛烈な打球が一塁線へ飛び、ボールはゴメスのグラブをはじいて右翼方向へ転々。二塁から一気に大田が生還した。

 1億4000万円の高年俸で獲得した期待の助っ人。性格はシャイで近寄りがたい雰囲気もあるが、チームの和に入れたのは原監督だった。試合前のミーティング。あらためて27歳の助っ人を紹介すると、「こう見えても彼は若い。おなかは出ているけど、8月になればスーッとなるから」と笑わせ、チームに溶け込ませた。

 111キロの巨漢で、規格外のパワーが売り。デビュー戦では期待された長打は出なかったが、「日本の投手の攻め方も学んでいき、1打席を大切にやっていくよ」。首位を走る巨人に、頼もしい助っ人が加わった。

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