ロッテ田中、限定ユニホームで投球練習

 ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(23)=京大=が27日、デビュー戦の29日・西武戦に備え、QVCマリンで投球練習。ブルペンを視察した落合投手コーチは、フォークの落差が見違えるように鋭くなったことを挙げ「今度は打者が振ってくれるところ、反応するところに投げられている」と目を細めた。

 明らかに成長を遂げていた。決め球の精度が課題のひとつだった田中。開幕2軍が決まった3月18日のオープン戦・ソフトバンク戦でも、落ちずに甘く入ったフォークを李大浩に本塁打された。2軍で小谷投手コーチらの指導で浅い握りに変え、大きな落ち幅を手に入れた。田中は「精度が高まれば、抑えることができるかもしれない」と力を込めた。

 落合投手コーチの発案で、この日のブルペンでは、当日着用するブルーの限定ユニホーム姿で投球。通常のものと異なり、胸のロゴや背番号が刺しゅうではなくプリントのため、その違いが微妙な誤差を生む可能性がある。少しでも慣れさせようという親心だった。

 メンタルも養ってきた。『錦織圭 マイケル・チャンに学んだ勝者の思考』を読破し、「心も体も、練習で鍛え上げられる」ことを学んだ。ひと回りたくましくなった心技体をもって、記念すべき第一歩を刻む。

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