G田口5失点KO「単なる力不足です」

 「ヤクルト5-0巨人」(25日、神宮)

 プロの厳しさを味わった。巨人・田口が4回5失点でKO負け。4四死球に2暴投、ボークで失点するなど、独り相撲の内容で試合をぶち壊した。チームは2連敗となり「単なる力不足です。申し訳ない」と、落胆した。

 若さを露呈した。一回、連続四死球で1死二、三塁のピンチを招き、雄平の打席で痛恨のボーク。ノーヒットで先制点を献上した。さらにボーク直後の一球を、雄平に右前適時打。気持ちの動揺を立て直す前に、失点を重ねてしまった。

 11日のヤクルト戦では、7回1失点でプロ初登板初勝利。だが、2度目の対戦でプロの洗礼を浴びた。原監督は「その上をまた行かないと。それがプロの世界」と、2年目左腕にゲキを飛ばした。

 身長171センチの田口に対し、相手の石川は167センチとさらに小柄。同タイプの左腕に熟練された投球術を見せつけられる格好となったが、「全部、見つめ直して修正したい」。苦い経験を糧にすると誓った。

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