ハム大谷、開幕4戦4勝 圧巻の完封!

 「楽天0-3日本ハム」(19日、コボスタ)

 160キロが出なくとも、2桁奪三振に届かなくとも、相手を圧倒する投球を見せる。日本ハム・大谷の進化の証が凝縮された111球、そして今季初完封となった。

 「ハラハラの立ち上がりで申し訳ないですけど、粘れてよかったです」。課題の立ち上がりは「走りが悪かった」という直球の制球に苦しむ。初回は四死球と自らの暴投も絡み、2死一、三塁の危機を招く。だが無失点で切り抜けると、そこから格の違いを見せた。

 「変化球がよく決まっていた。早い段階で(割り切った)」と二回以降は変化球主体の投球。七回まで2安打に抑え、上り調子の楽天打線を沈黙させた。

 前日に今季初の連敗を喫し、栗山監督も「今日は、すごく意味がある大事な試合」と位置づけた一戦。大谷自身も「あまりいい負け方ではなかった。3連敗はできない」という思いを胸に臨んだマウンドで演じた快投。まさに、エースと呼ぶにふさわしい姿だった。

 最後はペーニャを直球で空振り三振に斬り、雄たけびを上げる。この日は最速156キロで7奪三振どまり。ただ数字で表せない凄みが、そこにあった。球団では1989年の西崎幸広以来となる開幕投手の4戦4勝だ。「流れに追われるのでなく(試合を)コントロールしていた」と栗山監督。どこまで伸びるのか。いまだ想像もつかない。

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