「ヤクルト３-１ＤｅＮＡ」（１７日、神宮）

　七回１死まで１人の走者も出せない、完全試合もよぎった完敗。ＤｅＮＡ・中畑監督は、思わず「クソーッ」と悔しい声を漏らした。

　「厳しい試合だった。つらい、重い試合だった。小川の投球は、ウチの今の打線の流れから、つかまえられなかった」と振り返る。脱帽するしかなかった。梶谷、筒香は「小川はコントロールがよかった」と声をそろえた。

　この日はイースタン・首位打者の白崎を昇格即２番に抜てき。七回に完全阻止打を放ち、「パーフェクトはやらせたくなかった」と何とか意地を見せるのがやっとだった。

　これで４連敗。その間、４試合で４得点という貧打ぶり。中畑監督は「最後は少しでもあすにつながる意地を見せた。最後まで諦めないことが大事。あした、あした、いきます」。貯金０から、再出発する。