駒大、連覇へ完封発進も今永が登板回避
「東都大学野球、駒大6-0拓大」(7日、神宮)
開幕のマウンドに、エースの姿はなかった。勝利をベンチから見届けた駒大・今永は「情けない。チームに大きな迷惑をかけている」と、自責の念を口にした。
肩に痛みが走ったのは3月下旬の練習中。「左肩腱板の炎症」と診断された。診断名が出るケガは初めてで、以降は2週間ノースロー。「大事には至っていない」と軽傷を強調したが、西村亮監督(40)は「無理して投げさせるつもりはない」と話し、今季は登板を見送る可能性もある。
試合では後輩左腕の東野が5安打完封。今永は「僕以上の投球をしてくれた」と感謝し「ケガしてしまったものはしょうがない。下半身をしっかり鍛える時間ができたと前向きに捉えたい」と、気持ちを切り替えた。