「ソフトバンク７－０オリックス」（３１日、ヤフオク）

　生まれ変わった本拠地のメリットを最大限に生かした。既存の外野フェンス前に今季から新設されたヤフオクドームの「ホームランテラス」。柳田、内川、李大浩のソフトバンク中軸３人が、そろってそこにアーチをかけた。クリーンアップの本拠地アーチそろい踏みは、２０１０年５月１日のロッテ戦以来５年ぶり。苦手の西をＫＯした。

　「先制の１本。今季初ホームラン。うれしいです！」。柳田が先陣を切った。初回２死。内角低めの直球を逆方向に運んだ。二回は李大浩。低めの直球をすくい上げ、左翼テラス席へと運んだ。「インサイドをうまくさばけた。打球の角度も良かったし、いい一打だったね」。

　４番の内川も黙っていない。五回無死一塁から右中間テラス席への一発。「点差はついていたが、気持ちを緩めないように気合を入れていた。やっと出た」と今季１号を喜んだ。地の利を生かした一発攻勢。火の付いた鷹打線。もう勢いは止まらない。