浦学4強 高橋対策万全で狙い球巧打

 「選抜高校野球・準々決勝、浦和学院5-0県岐阜商」(29日、甲子園)

 チーム力を結集して、浦和学院打線が大会No.1投手を攻略した。県岐阜商・高橋から11安打を放って5得点。3安打2打点の7番・荒木裕也外野手(3年)は「いい投手から打てたのはうれしい」と、声を弾ませた。

 対策が実った。前日は155キロに設定したマシンで打撃練習。力負けしないように、各自が指2~3本分バットを短く持ってセンター返しを徹底した。左打者は試合前から初球のカーブ狙い。五回終了後には、変化球が多いことを確認し合い、右打者はスライダーに狙いを定めていた。

 均衡を破った七回は連打で無死一、三塁とし、荒木がスライダーを中前への先制打。1番・諏訪の右前適時打は146キロの直球だった。八回は直球を中前適時打した荒木は「あまり速く感じなかった。昨日の練習の成果が出た」とうなずいた。

 優勝した13年以来の4強入り。森士監督(50)は「ウチは特徴がないのが特徴。束になって戦うしかない」と話した。頂点までのあと2勝は、組織力でもぎとる。

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