ズッコケ谷繁竜…開幕サヨナラ2連敗

 「阪神1-0中日」(28日、京セラ)

 歴史的な悪夢だ。前夜と同じ延長十回、中日・谷繁元信選手兼任監督(44)は歓喜に沸くグラウンドにすぐさま背を向けていた。球団79年の歴史をひもといても、開幕戦から2試合連続サヨナラ負けは初。2年目を迎えた谷繁体制にとって痛すぎる連敗スタートとなった。

 前夜は又吉が追いつかれ、田島がやられた。この日、幕を引いたのは祖父江だった。内野安打、四球で無死一、二塁から梅野のバントは投手正面。封殺を狙えるゴロだったが、何と祖父江が滑って転び、懸命に三塁に投げたが、オールセーフ(記録は犠打野選)。無死満塁から代打・関本に押し出し死球を与えてジ・エンドだ。

 前日に続く守護神・福谷の温存に、友利投手コーチは「福谷は十回の途中から行くことも考えたけど、そのタイミングがなかった」。連投で呉昇桓を投入した阪神とは対照的な継投で、踏ん張りきれなかった。

 「こういう競った試合をやりながら取っていかないといけない。紙一重で負けたというだけじゃなく、こういう試合を取れるようにやっていかないといけない」。試合後の谷繁監督は自らに言い聞かせるように振り返った。開幕連敗スタートは昨年と同じで、セ・リーグで唯一勝ち星がなく単独最下位になったのも昨年と同じ。ただ、まだ2試合目。やり返す試合は山ほど残されている。

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