楽天・則本暗転…四回まで完全ペースも

 「日本ハム5-2楽天」(27日、札幌ド)

 完全試合ペースの快投が暗転した。1960年の南海・杉浦忠以来、55年ぶりとなる新人から3年連続の開幕投手を託された楽天・則本。6回3失点での敗戦投手に、「五回がすべてです。踏ん張らないといけないところで踏ん張れなかった」と悔しさをあらわにした。

 五回1死。それまで相手打線を完璧に抑えていたが、14人目の打者・ハーミッダに初被安打となる右前打を許すと、続くレアードには中前打。1死一、二塁で近藤にも中前打を浴び、嶋の失策が重なり2者が生還。直後に犠飛も許して、3失点。この試合初のセットポジションからの投球でリズムが乱れ、「思った以上に力が入った部分もある」と振り返った。

 大谷との投げ合い。前日は「意識しないと言えばウソになるけど、気にして抑えられるわけではないので」とあえて無関心を装ったが、三回の近藤、四回の陽岱鋼から三振を奪った球は151キロ直球。同じ3年目右腕に負けじとギアを上げたが、開幕星とはならなかった。

 黒星発進にも大久保監督は「まったく気にすることのない敗戦」と涼しい顔。則本については「よく投げてくれた。(五回は)不運もあった。責任はない」とねぎらった。シーズンはまだ始まったばかり。指揮官のエースへの信頼は揺るがない。

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