東海大四・大沢90キロカーブで10K完封
「選抜高校野球・1回戦、東海大四3-0豊橋工」(26日、甲子園)
東海大四(北海道)のエース右腕、大沢志意也(しいや)投手(3年)が3安打、10奪三振で完封。自己最速タイ139キロを計測した速球は、数字以上の威力を見せ「強い真っすぐが投げられた」と振り返った。
七回に敵失で3点の援護をもらうまでは、豊橋工(21世紀枠)の森奎との投手戦。緩急をつけるために使ったのが、決め球のチェンジアップと先輩直伝のカーブだ。
超スローボールで夏の甲子園を沸かせた昨年のエース西嶋から教わったという90キロ前後のカーブは「何球か投げて楽なピッチングができた」と効果的に使った。大脇英徳監督(39)は「今の子たちは、西嶋(の活躍)を見て勇気をもらっている」と目を細めていた。