楽天則本 大谷との“我慢比べ”を覚悟
「日本ハム-楽天」(27日、札幌ド)
楽天の開幕投手を務める則本昂大投手(24)が26日、チームを乗せる快投を誓った。プロ1年目から3年連続で開幕投手を務めるのは、2リーグ分立以降では南海(現ソフトバンク)の杉浦忠が58~60年に記録して以来、55年ぶり。札幌ドームで最終調整した右腕は「できることは全てやって、悔いのない投球をしたい」と意気込んだ。
相手の先発は大谷。「彼もいいピッチャー。我慢比べになる。こっちに流れが持ってこられるような投球をしたい」と力を込めた。
キャンプ中に体に張りが出た影響で調整は遅れた。だが、オープン戦3度の登板で万全に仕上げた。「明日のために、去年の秋から準備をしてきた。自分への期待はあるし、すごく楽しみ」。大役への気負いはみじんもなかった。
大久保監督は「自分がどう見られるかではなく、どう見せるかという気持ちでマウンドに上がってもらいたい」とエースらしい堂々とした投球を求めた。いよいよ始まる逆襲のシーズン。背番号14が、弾みをつける。