二松学舎大付・大江、毎回16Kも散る…

 「選抜高校野球・1回戦、松山東5-4二松学舎大付」(25日、甲子園)

 二松学舎大付(東京)の2年生エース・大江竜聖投手が、2度目の聖地で怖さを知った。毎回の16三振を奪いながら5失点で敗戦。松山東(愛媛)への地鳴りのような応援に歯車が狂い「飲まれてしまった。最後まで自分の力が出せなかった」とうなだれた。

 三回まで無安打5奪三振も「連続してボールになったり、よくなかった」と、異変を感じていた。四回に先制され、六回にも失点。同点とした直後の七回に勝ち越された。逆球が多く、甘く入った球を痛打された。

 1年生で1勝した昨夏に続く白星はならず。それでも、自己最速を1キロ更新した最速142キロの直球とスライダーで三振の山は築いた。「そこは自信を持って夏に向けてやっていきたい」。完全アウェーにも負けない不動心を備えて、また聖地に帰ってくる。

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