県岐商・高橋3回7K!「安楽より上」

 「練習試合、県岐阜商22-0天竜」(14日、長良川)

 阪神も注目する今秋のドラフト候補で、センバツNo.1右腕の県岐阜商・高橋純平投手(3年)が14日、長良川球場で行われた天竜(静岡)との練習試合に先発。3回を2安打無失点に抑え、7三振を奪った。ネット裏で見守った巨人スカウトも昨年の安楽(現楽天)より上と絶賛。今後は目標とする全国制覇へ、味方打線を相手に登板を重ねていく。

 相手打者をまったく寄せつけなかった。7割の力で積み上げられていった三振の山-。約1週間ぶりの実戦登板となった高橋が3回2安打無失点、7奪三振を記録する圧巻の投球を見せた。

 「昨日、一昨日と練習していないので肩が軽かった。脱力したままどこまで投げられるか」とあえて力を入れず、自然の流れでゲームに入った。直球の最速は145キロ。それでも丁寧に両コーナーをつき、スライダーを主体に配球を組み立てた。

 ストライクを先行させ、投球テンポを速めることで相手をのみ込む。打たれた2安打は振り遅れの右前打と三塁への内野安打。時にはクイックからスライダーやカーブを投じる技巧派の一面ものぞかせ、「いろいろ試せてよかった」と納得の表情を浮かべた。

 ネット裏では3球団のスカウトが視察。巨人・藤本スカウトは「あれだけ両コーナーにスピードのあるボールを投げられる高校生はいない。角度もあるし、安楽以上。去年のドラフトでも1位だよ」と称賛を惜しまない。

 今後は18日に関西創価との練習試合が予定されているが、味方の主力打線を相手に調整していく予定。小川監督が「大会No.1投手を相手に練習ができる」と明かしたように、全国制覇へ高橋の存在が打線強化にもつながる。初戦まで残り10日-。準備は着実に整いつつある。

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