ロッテ・田中 追試…強風でフラフラ

 「オープン戦、ロッテ6-5中日」(11日、QVC)

 ベンチに戻った右腕は、「悔しい」と漏らした。六回から登板したロッテのドラフト2位・田中(京大)が、2回3安打2失点。六回は無失点で切り抜けたが、七回は先頭・福田から3連打を浴びると、押し出し四球、犠飛で2点を失った。

 「余分な四球とか、走者をためたりとか、ストライク先行で投げられなかった」。登板時に最大風速8メートルを計測したQVCマリン特有の風の影響で、フォームのバランスが崩れた。「ここが本拠地なので、対策をしっかり立てていきたい」と誓った。

 力の片りんは見せた。六回1死、捕手・田村のサインに2度首を振ってスライダーを投じ、藤井を空振り三振に仕留めた。直球は最速145キロをマーク。伊東監督は「いい球はあった。もう一回投げさせます。なかなか登板機会がなかったし、学業も大変だったし。次は150キロが見たい」と話した。

 次回は18日のソフトバンク戦で先発。これが逆転ローテ入りへの最終テストとなる。可能性がある限り、田中は全力で腕を振る。

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