ハム大谷 開幕へ不安…初回に4失点

 「オープン戦、日本ハム4-5巨人」(3日、札幌ド)

 開幕本番へ向け大きな課題を残した。札幌ドームは3月27日、楽天との開幕戦が行われる舞台。そのマウンドに立つことが決まっている日本ハム・大谷だが、6四球と制球を乱し、4回を4安打4失点と崩れた。今年初の本拠地登板はほろ苦い結果に終わり、「修正が必要。自分の形で臨めなかったのは反省点です」と素直に振り返った。

 最速は153キロを計測したが、初回から制球に苦しんだ。1死後、松本哲、坂本に連続四球。セペダには高めの直球を左翼線へ適時二塁打を浴び、先制を許した。2死二、三塁では幼少時代に憧れていた高橋由に152キロの直球を左越えへはじき返された。さらに井端にも右前適時打。いきなり4点を失い、首をひねった。

 昨年10月5日以来となる本拠地のマウンド。全投球セットポジションで投げたが、久々のマウンドに感触が合わず、制球が乱れてしまった。地元ファンからの大きな声援も、「(聞く)余裕がなかった」とうつむいた。

 名護キャンプ中の2月20日、栗山監督は大谷に開幕投手を告げた。「開幕戦はどっしりとした姿を見せてくれ」。ただこの日は期待外れの内容。それでも「翔平にとってすごくいい1日になった。いい勉強になったよ」と悲観はしていない。

 次回は11日・DeNA戦で登板する予定の大谷。「いい日が全てじゃない。ある程度、修正していけたら」。開幕までの登板機会は残り2試合。初の大役へ、何としてでも立て直す。

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