「日本ハム春季キャンプ」（２６日、名護）

　初の開幕投手を務める大谷翔平投手（２０）が、３月は札幌ドームのオープン戦２試合に投げ、開幕の“予行演習”することが、分かった。

　栗山監督は開幕戦を託す大谷に「内容、結果も、チームが優勝するためのスタートを見せてほしい」と期待している。そのための調整の青写真ができあがった。

　３月のオープン戦は３日の巨人戦（札幌ドーム）、１１日のＤｅＮＡ戦（鎌ケ谷）、１８日の広島戦（札幌ドーム）に投げる見込みだ。札幌ドームで２度の登板は、２７日の楽天との開幕戦を見据え、本拠地で投げる感覚を呼び覚ます狙いもある１８日の広島戦から開幕まで中８日と間隔が空くが、札幌ドームの登板を優先した形だ。

　この日は韓国・ＳＫとの練習試合が雨天中止となり、２７日に順延になった。野手として出場する予定の大谷は「個人的には明日（２７日）になってよかった」。キャンプ終盤を迎え疲労もあり、恵みの雨を歓迎した。

　今後は３月２７日開幕戦へ、手抜かりなく準備を進めていく。