大谷、対左5割弾 苦手克服猛アピール

 「日本ハム春季キャンプ」(12日、名護)

 日本ハム・大谷翔平投手(20)が12日、フリー打撃での47スイング中、今キャンプ最多となる15本の柵越えを放った。得意としない左投手から26スイングで13本。5割の柵越え率で苦手克服をアピールし、左投手攻略への誓いを立てた。

 高速スイングから振り抜かれた打球が鋭い弾道で伸びていく。前日の阪神戦で対外試合初打席初本塁打を放った二刀流が、次々と打球を右翼席後方ネットに突き刺した。規格外の飛距離にスタンドから歓声が起こる。練習後、打撃の状態を問われると「今までと同じです」とサラリ。短い言葉にも自信が込められていた。

 今季は左投手でもスタメン出場を勝ち取ることを目標にする。昨季、右投手に対しては181打席で打率・288の数字を残したが、対左投手ではわずか53打席の出番にとどまり、打率も・224と低迷した。

 「結果が出てないということ。使ってもらえるように結果を出したい」。だから左投手相手の打撃練習に燃えている。2日の初フリーでは左投手から25スイングで9本。信頼を得るために必死の打撃を見せている。

 あまり褒めない栗山監督も「打つ方は前に進んでいるね」と評価した。指揮官に信頼してもらうため、進化し続ける二刀流は、まだまだ特大飛球を打ちまくる。

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