ヤクルト小川 課題改善“新ライアン”
「ヤクルト春季キャンプ」(3日、浦添)
足を上げない“新ライアン”だ。ヤクルトの小川泰弘投手(24)が3日、今キャンプ2度目のブルペン入りで110球を投げ込み、クイックモーションの改善に手応えを示した。
左足を高く上げる“ライアン投法”で知られる小川はクイックが課題。昨年は投球動作開始から球がミットに届くまで1・35秒~1・4秒を要し、盗塁阻止率・143。規定投球回には届いていないが、到達した15投手の誰よりも低かった。
オフから改善に着手し、「軸足でしっかり蹴って、左足を上げない」ことを意識。「安定して1秒25以内で投げたい」とし、この日は最高1秒19を記録する成果が現れた。「15勝を目標に、優勝に貢献したい」。今年はクイックを武器に白星を引き寄せる。