ヤクルト成瀬 フォーム修正でV招く

 「ヤクルト春季キャンプ」(2日、浦添)

 原点回帰のマイナーチェンジだ。ヤクルト・成瀬善久投手(29)が2日、2日連続でブルペン入りし、投球フォームを12年以前のものに近づけることに取り組んでいることを明かした。

 午前と午後の2回、ブルペンに入る意欲的な調整を行った成瀬は「集中して思った通りに投げられた」と手応え。新天地のキャンプでは「もうちょっとダイナミックなフォームになれば、もっとキレ、球速が出ると思う」と、フォームの修正に着手している。

 “招き猫投法”と呼ばれる成瀬のフォームは右手のグラブを高く上げる特徴があるが、13年に左肩を痛めたことで「右手の使い方が無意識に小さくなっていた。大きく使えれば、体幹のキレ、回転が加速してスピードが生まれる」と説明。「肩を痛める前が理想。体つきなどが変わってるので元には戻らないと思うが、近づけたい」と話した。

 2桁勝利を続けていた12年以前の輝きを取り戻して、ヤクルトにVを招く。

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