ソフトバンクの摂津正投手（３２）が２５日、長崎市内で行っている森、岡本らとの自主トレを公開し、５年連続２桁勝利を誓った。先発に転向してから４年連続で２桁勝利を挙げている右腕は「２桁は絶対に勝ちたい」と決意表明した。

　昨季は右肩違和感の影響もあり、先発に転向してから最少の１０勝（５敗）に終わり、規定投球回数もクリアできなかった。だが「今年は右肩が痛くない」と復活への手応えは感じている。

　自主トレではハードトレーニングに取り組んでいる。この日も午前８時５０分のウオーミングアップから、ダッシュ、投球練習など、昼食も取らず５時間以上も動き続けた。長い休憩でも１０分程度で、昼食休憩もない。「どこまで自分を追い込めるか。シーズンを通して働ける準備をしている。去年より（練習時間）は２時間近く長い」という。

　今年６月で３３歳になるが「野球は年齢でやるものじゃない。結果を出していけば、ずっと使ってもらえる」と言い切る。若手投手の高い“壁”になるつもりだ。