オリ金子は開幕に照準!驚異の回復力

 オリックスの金子千尋投手(31)が25日、青濤館で約40メートルのキャッチボールを行った。昨年11月29日に内視鏡による右肘骨棘(こっきょく)除去手術を受けた後、1カ月半で驚異的な回復をみせた。

 開幕の3月27日・西武戦(西武プリンスドーム)へ、照準は定まった。この日開かれた監督・コーチ会議で春季キャンプのA組(1軍)スタートが決定。森脇浩司監督(54)は「金子は順調に段階を踏めている。主力の意識向上は大事。まだ伸びしろがみえる」と期待を込めた。

 昨年12月24日、国内FA宣言していた金子が残留を決めた直後、森脇監督は金子とキャンプまでのリハビリのプランを話し合った。金子は今月、米国でリハビリを行っており、その経過を踏まえて1軍スタートを決めた。

 本屋敷トレーニング兼コンディショニングコーチは「この時期に40メートル投げるのはすごく順調。キャンプ終盤にブルペンに入れれば、という予定」と話した。エースが3年連続5度目の開幕投手へ向け歩を進める。

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