桐蔭53年ぶり春!文武両道貫いた

 「第87回選抜高校野球代表校発表」(23日)

 古豪に半世紀ぶりの春がやって来た。桐蔭(和歌山)が21世紀枠で53年ぶり16回目の出場。石井佑典主将(2年)は「多くの方の期待を裏切らないことが、自分たちのやるべきことだと思う」と力強く話した。

 県下有数の進学校で、昨夏引退した3年生の中には東大受験予定の選手もいる。部員19人の平均身長は170センチ。体格には恵まれないが、文武両道を貫いてきた。

 チームの特徴について、伊藤監督は「いろんな方に聞かれますが『ない』と言っています」と話す。グラウンドはサッカー部と共用で、普段は打撃練習ができない。そこで、選手は全体練習終了後、自主的にバットを振り込んでハンディをカバー。昨秋は和歌山大会8強の成績を残した。

 1915年夏に行われた第1回選手権大会に出場した古豪。グラウンドには昭和天皇が皇太子時代に訪れたスタンドも残る。「伝統の力が君たちを甲子園に連れていってくれたと思う。選ばれた限りは勝ちにいってください」という岸田校長の言葉を、選手は真剣に聞き入っていた。

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