金子残留!やっぱり来季もオリックス

 オリックスから国内FA宣言した金子千尋投手(31)が24日、大阪市内で会見し、オリックスに残留することを表明した。この日球団に意志を伝え、4年20億円プラス出来高で契約。「いろんな球団からオファーをいただいたが、オリックスで優勝したいという気持ちが勝った」と残留を決断した理由を明かした。

 エースの残留は、オリックスファンへの最高のクリスマスプレゼントだ。悩んだ末、金子が決め手にしたのは今季V逸の悔しさだった。球団との契約を終え、「優勝へ、強い意志で取り組んでいきたい」と晴れやかに西名弘明社長と握手した。

 FA宣言から1カ月半の交渉期間を経て前夜ようやく決断した。阪神、楽天、中日などが獲得に名乗りを上げる中、オリックスの提示は4年20億円プラス出来高。それ以上の好条件を出した球団も「なくはない」と話した。

 メジャーへのポスティング移籍を条件に加える球団もあったという。「最近になってオファーをくれる球団もあった」と、19日に提示された阪神の条件なども含め吟味した。

 「フラットな状況ですべてのオファーを聞いた。条件だけでないというのもあった」。“優勝への本気度”を重視し、契約内容だけでなくチーム状況もポイントにした。

 オリックスは今オフ、中島、小谷野、ブランコ、バリントンらと契約。球団史上最高の大型補強に金子は「残ってプレーしたいという気持ちになった要因のひとつ」と明かした。

 オリックスとの交渉では、ポスティング移籍の話は出ていない。瀬戸山隆三本部長(61)は「うちは認めない。(4年契約の)途中破棄、自由契約などもない」とあらためて否定。金子も「挑戦したい気持ちは持っているが、それより日本球界を盛り上げる力になれれば」と話した。

 海外FA権取得は早くて2018年。メジャーへの思いは、ひとまず封印する。

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