デーブ監督、散財指令!街に出て交流を
楽天・大久保博元監督(47)が20日、選手に対し、たくさんお金を使うよう求めた。前日から訪問している長野県泰阜(やすおか)村で、「プロ野球選手はお金を使わないとダメだ。サラリーマンの人よりも給料をもらっている」と力説した。
ただやみくもに使えばいいというわけではない。選手同士での会食が増えれば、コミュニケーションが深まり「団結」ムードが高まるというもの。「部屋にこもっているより、チームメートとご飯とかに行った方がいい」と言葉に力を込めた。
街に繰り出せば、その土地の人とも交流できる。「ファンが増えることもあるんだから」と、東北から全国に楽天ファンが拡大する可能性にも言及。そのためにも、門限などは「作るけど、そんなに厳しくはしない」と緩めに設定する方向だ。
その言葉には、「早くお金を落とせる選手になれ」という思いも込められている。今オフは藤田、則本が年俸1億円を突破。それぞれが成績を伸ばし高給取りが増えれば、チームの力もアップする。
野球教室やバーベキューなどで、泰阜村での2日間の交流は終了。20年間、同村に通い続けた指揮官と村民の絆は深く、別れ際には涙を流す人もいた。人との交流を大事にする大久保監督。「お金を使わないと」という言葉は社交的になれ、というメッセージでもあった。