45歳・斎藤隆の野望は150キロ復活
楽天・斎藤隆投手(44)が17日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の6000万円でサインした。来年2月14日に45歳になるベテランは「150キロを投げられたらいいな」と球速150キロの復活を目標に掲げた。
今季の最速は148キロだったが、ドジャース時代の07年に当時の日本選手最速となる99マイル(約159キロ)を記録している。「37歳で159キロですよ」と笑顔。ヤクルト・由規に抜かれるまで「日本人最速」として君臨した右腕は、速球へのこだわりは失っていない。
年齢に伴う衰えの防止に余念はない。炭水化物の摂取を少なめにするなど食生活の改善に努め、最大限の力を出せるよう、歯のかみ合わせの改善にも取り組んでいる。さらに3年前から睡眠時無呼吸症候群の治療を受けていることも告白した。
今季は31試合に登板して1勝1敗3セーブ、防御率2・59。44歳4カ月で史上最年長セーブもマークした。記録更新に向け「意識することはないけど、そうなるように頑張ります」と力を込めた。